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正しく理解する iOS アプリのバージョニング

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Bundle Version は2つある

  • CFBundleShortVersionString (Bundle versions string, short)
  • CFBundleVersion (Bundle version)

かっこ内は Xcode 上での名称。
Info.plist を開いて右クリックメニューの Show Raw Keys/Values で表示を切り替えることが可能です。

それぞれ何が違うのか見ていきましょう。

CFBundleShortVersionString

  • リリースバージョンを指定するものである。
  • ピリオドで区切られた3つの整数で構成される文字列 (String) である。
  • 1番目の整数は、メジャーバージョンを表す。
  • 2番目の整数は、マイナーバージョンを表す。
  • 3番目の整数は、パッチバージョンを表す。
  • CFBundleVersion とは異なり、App Store などにも記載されるため、一般の人の目に触れる。

CFBundleVersion

  • ビルドバージョン番号を指定するものである。
  • iTunes Connect にバイナリをアップロードするたびに数値をインクリメントする必要があります。
  • ピリオドで区切られた3つの整数で構成される文字列 (String) である。
  • 数字 0-9 とピリオド . のみを含んだ文字列で構成されなければならない。
  • 数字の先頭の 0 は単に無視されます (1.02.3 は 1.2.3 と同じ)
  • 1番目の整数は、メジャーバージョンを表す。最大4桁。
  • 2番目の整数は、マイナーバージョンを表す。最大2桁。
  • 3番目の整数は、パッチバージョンを表す。最大2桁。
  • 3番目の数値が 0 の場合は、2番めのピリオドと共に省略することが可能 (例: 1.2.0 →　1.2)
  • アプリの開発中においては、サフィックス(接尾辞)を含めることが可能 (例: 3.1.3a1)
    • サフィックス文字はアプリの開発段階を示します
      • d: development (開発版)
      • a: alpha (アルファ版)
      • b: beta (ベータ版)
      • fc: final candidate (最終候補)
    • サフィックスの最後の数値はビルドバージョンで、0 より大きく 255 以下にしなければならない。
    • アプリをリリースする際にはサフィックス文字は削除します。

あわせて知っておきたい

〆

ほとんど Apple 公式ドキュメントの翻訳になりましたが、正しく解説している記事が少ない気がしたので、書いてみました。お役に立てば幸いです！！

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